テレビのニュースに思ったこと

とくに支持政党がどことか、そういうのではなく、テレビのニュースのスタンスに対して思ったこと。

日本の放送(テレビ)って、法規範なのか倫理規範なのかの議論はあるものの、公共性の高い事業ということで、放送法第四条の二で「政治的に公平であること。」と定められているかと思います。

ですが、昨日、あるテレビ局のニュースを見ていたら、安倍内閣の支持率が29%になったと流れていて、それに付随して街頭インタビューで国民の声みたいなものが流れていたのですが、6人中6人の不支持の意見が取り上げられていました。支持者の意見も聞いてみたかったのに、それは0%でした。

もし、支持率が30%なら、6人中に2人(最低でも1人)は支持者の声を流さないと不公平なんじゃないかなと…

とくに何も考えていないニュートラルな人が見たら「みんなが不支持なのね。じゃ、私も。」みたいな安易な判断をする人も出てくるのではないかと感じました。ことの良し悪しの判断ではなく、流されて。

こんなことであれば、そもそも、この中途半端な放送法第四条を完全に撤廃して、新聞みたいに政治スタンスを明らかにして各局がはっきりと色を出していった方が健全だなと思います。

と言うのも、大多数の人がテレビは公平かつ正しいニュースが流れていると思い込んでいると思うので、その前提の中で、さり気なく偏向放送をするのは危険です。はじめから、何かの思想に寄っていることが明示されていれば、視聴者も身構えるので、ある程度の印象操作があったとしても、それは政治スタンスなので仕方ないことだと割り切れるので。

左寄りな朝日新聞がまたあんなこと言ってる、右寄りな産経新聞がまたそんなこと言ってるみたいに。

表現の自由を貫いて、共産主義の局、社会主義やリベラル左派の局、リベラル右派や保守の局みたいな感じで正々堂々と政治スタンスを明確にしてもらって、その上で放送してもらったほうが、公平の皮をかぶって印象操作されるよりよっぽど健全に、国民としては各局の意見を見比べて考えられる機会が得られるのではないかと思います。

放送がやれないなら、AbemaTVとかの通信(ネットテレビ)がその役割を担えるのではと。放送だとやや左寄りな感じが多いので、はっきり右寄りなニュース番組、がっつり左寄りなニュース番組、特定の支持政党があるニュース番組があれば興味深く見比べると思います。もちろん、そういう中に日経新聞みたいな中庸なニュース番組はあって良いと思いますが。

あんまり政治に関して考えていない人たちが気づかないと思って、さり気なくソフトに一方向に印象操作していくようなやり方だけはやめてもらいたいなと思います。それが政治的意図があるのか、視聴率的意図があってそうしているのかの理由は関係なく、右でも左でもどっちでも。